血液中のカルシウム濃度は一定に保たれています。
カルシウム不足が続くと血液中のカルシウム濃度も低下するわけですが、そうなると、身体はパラソルモン(副甲状腺ホルモン)を分泌し、骨からカルシウムを溶かして血液中のカルシウム濃度を高めようとします。
このとき、足りない分を補うだけカルシウムを骨から溶かすだけなら良いのですが、そうは問屋が卸してくれません。
身体は保険のため、必要量よりも余分にカルシウムを骨から溶かしてしまうのです。
この余分のカルシウムが血管に沈着すると、動脈が石灰化して動脈硬化を引き起こしてしまう原因の一つになります。また、肩や腰、膝など関節に沈着して五十肩に代表されるような関節痛を引き起こしてしまうのです。
これらを防ぐには、若いころからコツコツと食事でカルシウムを摂っておくことが大切です。
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