普段私たちは何気なくまっすぐに歩けていますが、もし目をつむって歩くとなるとまっすぐに歩くことが難しくなります。
試しにその場で【目をつむって50歩足踏み】をしてみてください。
恐らく大半の方は、元の場所から大きく左右どちらかに動いてしまうと思います。
これにはアゴの筋肉が大きく関与していると思われます。
それを証明する面白い研究があります。
①目隠しをした状態
②目隠し+右奥歯でガムを強く噛む
それぞれの条件で歩いてもらったところ、②のガムを噛んだ状態ではまっすぐに歩けず右に流れていってしましました。
ちなみに左奥歯でガムを強く噛んだ場合は、まっすぐに歩けず左に流れていきました。
つまり、アゴの筋肉が緊張していることが身体のバランスに影響を及ぼしていることが分かります。
またこれは、膝や股関節、腰の痛みなどとも関連しているのではないかと考えています。
例えば膝痛の場合、右の顎に緊張があれば歩行時は無意識に右脚側に体重がかかりやすくなります。
それによって右膝には長年負荷が蓄積することになり、右膝の痛みの原因になっているのかも知れません。
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