先日、ゴルフが趣味だという男性が整体に来られました。
慢性的な腰痛で悩んでいて、近頃は腰が回らなくなってきたらしいのです。
ゴルフや野球のスイングを見ていると確かに腰が回っているように見えます。
しかし、実際には超一流の選手でもアマチュアの人でも腰はほとんど回っていないのです。
どういうこと?
まず、腰は5つの椎骨(ついこつ)という貝柱のような骨が重なった構造をしています。
これは腰椎(ようつい)と呼ばれます。
この腰椎が回る角度はたったの5度~15度。これは体の柔らかい体操の選手でも同じです。
ちなみに、腰椎はお辞儀をしたり背伸びをしたりする動きが得意です。
ではなぜスイングは腰が回っているように見えるのか?
それは、股関節と胸椎(12個の椎骨)の動きが合わさることで腰が回っているように見えるのです。※肩甲骨の動きも必要。
つまり、股関節や胸椎の柔軟性が低下すると腰は回らなくなってしまうのです。
股関節や胸椎の可動域が低下した状態で無理に腰を回そうと頑張ってしまうと、腰や首を痛める可能性が高まります。
ゴルフで腰が回らないという方は股関節と胸椎を柔らかくしましょう。
また股関節と胸椎の可動域が上がることで、慢性的な腰痛の改善につながるでしょう。
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