朝目が覚めると手がこわばっていたり、手指がパンパンに浮腫んで困っているという方が時々いらっしゃいます。
病院へ受診すると「胸郭出口症候群」と診断名がつくことがあります。
「胸郭出口症候群」とは、首や胸の筋肉が緊張することで鎖骨付近を通る神経や血管を挟んでしまい、「腕がだるい」「手がしびれる」「手がむくむ」「力が入らない」と言った腕や手の症状が引き起こされます。また、つらい肩や首のコリもともないます。
ではなぜ、寝ているのに首や胸の筋肉が緊張するのでしょうか?
それは、【いびき】=【口呼吸】をしているからです。
首の斜角筋や胸の小胸筋は呼吸を補助する役割があります。しかし、それは心拍数が上がるような運動をする時です。
いびきをかいているのはまさに、ランニングをしているような状態です。
十分に呼吸ができていません。
そこで少しでも呼吸を助けようと、斜角筋や小胸筋などの呼吸を補助する筋肉が一晩中酷使され、斜角筋や小胸筋の過緊張を引き起こします。
次回は【いびき・口呼吸】を改善する方法をお伝えします。
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