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205. 幸せホルモン

学生時代の頃、「暗記問題は語呂合わせで覚える」というコツを知ってえらく感動したことを覚えています。

 

【後ろのオバさん】

 

何の語呂合わせかというと、解剖学(内分泌系)の脳下垂体後葉から分泌されるホルモンの名前を覚えるとき。

 

 

・後ろ=後葉

・の

・オ=オキシトシン

・バ=バゾプレシン

・さん

 

オバさんのオ=オキシトシンの主な働きは【子宮を収縮】させて分娩を促したり、赤ちゃんがお母さんの乳首を吸うと、これが刺激になってオキシトシンを分泌され、この働きによって【母乳が出てくる】のです。

 

 

また最近オキシトシンは“幸せホルモン”や“愛情ホルモン”とも呼ばれることで知られていますが、作用としては、【抗ストレス作用】、【摂食抑制作用(肥満の予防)】が挙げられます。

 

もう少し分かりやすく言葉を言い換えると、ストレスや痛みを和らげたり、血圧を下げたり、ダイエットにも効果が期待できるということ。

 

オキシトシンは手あて(マッサージ)をすることで、老若男女問わず分泌されることが分かっています。

 

また動物たちが毛づくろいの行動をするときもオキシトシンが分泌されて、仲間を慰め、ストレスを和らげているそうです。

 

「疲れたな~」「イライラするな~」というときにマッサージを受けるとスッキリするのは、脳からオキシトシンが分泌されているからなんですね。