私はどちらかと言えばガタイのいいほうなのでお酒が強いと思われがちですが、実際はめちゃくちゃお酒が弱いのです。
学生時代は無理して吐くまで飲んでお酒に強くなろうと努力?をしましたがダメでした。
アルコールの主成分は「エタノール」です。
アルコールを飲むとエタノールが肝臓で酸化されて「酢酸」に変わります。そして酢酸は血中に流れ出し、主に筋肉に送り込まれます。
筋肉において酢酸はエネルギーの材料となって、二酸化炭素と水になり完全に分解されます。
ということで、筋肉が多い人は酢酸の処理能力が高くアルコールに強くなります。
しかし、私のように比較的筋量があるのに酒に弱い人がいるのはなぜでしょうか?
問題はエタノールが酢酸になるまでなのです。
エタノールはまず「アセトアルデヒド」となり、それから酢酸になります。アセトアルデヒドは毒性が高く、アルコールを飲んで顔が赤くなったり頭痛がしたり、吐き気を引き起こします。これが残っていると二日酔いになってしまうのです。
アルコールがアセトアルデヒドになるときは、「アルコール脱水素酵素」が必要となります。次にアセトアルデヒドが酢酸になるときには、「アルデヒド脱水素酵素」が必要となります。
これらの酵素が少ないと、アルコールに弱いということになります。
ただこれらの酵素は「ナイアシン(ビタミンB群の一種)」から作られるので、ナイアシンを十分に摂取することでアルコールの速やかな分解を助けることができます。
ナイアシンを多く含む食品は、魚介類やレバー、ピーナッツ、エリンギなどに多く含まれます。
お酒のつまみにこれらを選んでおけば、翌日はからだが楽かもしれませんね♪
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