今週末は一気に気温が上がるようです。ということは花粉の飛散も多くなるでしょう。
できるだけクスリには頼らずに栄養などによってアレルギー症状を自然に押さえたいところではありますが、自然崇拝主義者でも原理主義者でもありませんので、少しはクスリの力を借りて予防しておきたいと思います。
実際に『強い症状が出る前から治療を始める』と、症状がひどくなってから治療を開始するより、その症状のヤマが低くなることがわかっています。
『初期療法』といいます。
そして初期療法は、一般的な内服薬である『抗ヒスタミン薬(※1)』でも、鼻に噴霧する『ステロイドスプレー剤(※2)』でも、効果があることがわかっています。
※4)Yonekura S, et al. Int Arch Allergy Immunol 2013; 162:71-8.
※5)Makihara S, et al. Allergol Int 2012; 61:295-304.
ちなみに栄養によってアレルギー症状を抑えるならば代表的なのが【ビタミンC】です。ビタミンCは肥満細胞(マスト細胞)の中でヒスタミンが作られるのを抑制し、細胞の外に出てきたヒスタミンの働きも失わせます。
日頃からたっぷりとビタミンCを補給しておくことで症状を軽くすることが期待できます。