少年野球をしていた頃の話。
野球を少しでも知っている人ならば分かると思いますがホームでクロスプレーという場面。打ったバッターが投げたバットがプレーの邪魔にならないように主審やキャッチャーがバットを拾ってフィールドの外へ投げ捨てます。
私がサードランナーでホームへスライディングしました。その瞬間右膝に激痛が!まさかのバットへスライディング。当時は必死にプレーしていたのではっきりとは覚えていないのですが、主審がバットを拾って遠くへ放り投げようとしたのが手をすべらせ失敗。ちょうどホームへスライディングをするポイントへバットが転がってきたのです。
その後私の膝はパンパンに腫れてしまい病院へ行ったところ「膝に水が溜まっている」ということでした。注射器を膝に刺して水を抜くという行為はほんとうに恐ろしい体験でした。
ずいぶんと前置きが長くなりましたが、「膝に水が溜まる」というのはどの様なことなのでしょうか?
大まかに言うと次の三つが原因として考えられます。
①軟骨のどこかに傷がついている。
高齢者の方に多くみられる変形性関節症や力仕事やスポーツのやりすぎなどでおきます。
②関節内で炎症がおきている。
慢性関節リウマチや痛風、細菌による感染などが考えられます。
③骨を含めて関節のどこかに傷がついて内出血している。
骨折や靭帯損傷などの大きな外傷でみられます。私の場合はまさにこれですね。
どちらにしても、関節に炎症があると膝に水が溜まってしまいます。また俗に言う「水」というのは「関節液」のことで潤滑油のような働きをしています。
「水を抜くとクセになる」という話を聞いたり言ったりしたことがあると思いますが、水を抜くとクセになるというのは事実ではなく、上記の①~③に当てはまる原因が無くならないので膝に水が溜まるのです。
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